執行役員制度の導入手続

執行役員制度導入の流れは以下の通り。

・定時株主総会

(※導入に伴い、取締役が数名退任すると想定した場合)

 ■ 退任取締役への退職慰労金贈呈議案(退職慰労金制度があれば)
 ■ 定款変更議案:取締役の員数枠の削減
 ■ 取締役の報酬枠の改訂議案
 ■ 退任取締役の退任報告(任意)

・株主総会直後の取締役会

 ■ 執行役員制度の導入を決議
 ■ 規程(執行役員規程等)の整備
 ■ 各執行役員の選任

執行役員制度の導入及び執行役員の選任は取締役会決議で可能であるので、株主総会で承認等を得る必要はないが、執行役員制度導入は経営機構の大きな再編等を伴うことであり、株主総会で導入についての説明はするべきであろう。また、株主総会終了後に送付される決議通知に、制度導入について記載し、あわせて総会後の取締役会で選任された執行役員の氏名を記載することが望ましい。事前に執行役員制度導入に関するプレスリリースを出す企業も多い。